2ntブログ
人妻もの中心の体験談や動画・エロゲ・サイトの紹介や、日常に感じたエロいことなど。

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新サイト開設が予定より遅れています(苦笑)

で、楽しみにされている方がおられるかどうかは知りませんが、新サイトに掲載予定の拙作をプレ掲載することにしました。

『送別会』(仮題)ジャンル「寝とられ」「人妻」「恋愛」です。

一.「送別会」

「ふうっ」
 オレは大きなため息をついた。
 奈緒子は、十時に帰ってくると言っていたのに、もう十時半を過ぎてしまった。

 そう、今日、大手スーパーの衣料品売り場にパートで働いている妻・奈緒子は七時から送別会にでかけている。
 今まで、新年会、忘年会、歓送迎会と、何度も飲み会の誘いはあったのだが、一度も出席したことはない。
 だが、今回はどうしても参加したいと妻は言った。
 というのも、今回、退職する同僚は、オレが長年勤めていた会社が倒産し職を失い収入がなくなった家計を助けるため妻が勤め始めた五年前から、仲の良かった女性だったからだ。
 もちろん、断る理由などない。
 他人に使われることが嫌で、再就職することなく、在宅でホームページ作成やフリーライターとして仕事をしている収入不安定なオレの我ままに小言一ついうことなく、一人息子の母の役目と仕事をきっちりと両立させている妻だ。嫌な顔などできない。いや、むしろ、たまには家庭を忘れて楽しんで来いと快く返事した。
 
 
 しかし、それにしても遅い。
 送別会は七時から始まっている。まあ、朝九時開店、夜九時閉店のスーパーだから、送別会の参加者全員が集まる時間は九時半頃になるだろうと奈緒子から聞いていたので、多少遅くなるのも仕方がないのかもしれない。
 
 駅前の繁華街にある居酒屋での送別会、終電は十一時二十分、バスの最終便が十一時半、電車に乗れば最寄りの駅まで約十分、そこから歩いて五分、バスだったら、だいたい二十分、バス停から五分くらい、どんなに遅くても、十二時前には帰ってくるはずだ。
 久しぶりに飲みに出かけたのだから、少しくらい大目に見たっていいだろう。
 オレは気を取り直して、辛口の白ワインで喉を潤した。


「ふぅ、まだ帰ってこないな」
 ニュースが流れる液晶テレビの右下に映し出されているデジタル時計は11:43と表示されている。
 電車だったら、既に帰宅してもいい時間だ。
 あとは、バスかタクシーしかない。
 タクシー……それは、ありえないだろう。いや、もしかしたら、同じ方向に住んでいる同僚と相乗りしてくる可能性もある。
 しかし、遅くなるなら、電話もしくはメールくらいよこしてもいいだろう。
 まさか……男と。
 一人の男として見て、妻は美人の部類にはいると思う。それに歳は42と二つ上だが、見た目はまだまだ三十代半ばくらいで通用するほど若く見える。
 もしかしたら……いや、奈緒子に限ってそんなことはありえない。
 彼女は、普段、仕事が終わり、買い物を済ませたらまっすぐ帰宅してくる。それに、不倫というのを極端に嫌っているし、性欲が無いのではないのかと感じるほど、セックスにたいしては淡泊だ。
 もちろん、夫として妻の性欲が弱いことには、正直、困っていた。なぜなら、オレは毎日、ザーメンを放つほど、性欲が強いからだ。
 困ることがわかっていたならば、結婚しなければよかったじゃないかと思われる人もいるかもしれない。
 当然、自分の性欲にマッチする女性を生涯のパートナーに選ぶということは、幸せな結婚生活を送る上での大きな条件の一つだろう。
 だからこそ、奈緒子と一緒になったのだ。
 そう、かつての奈緒子は前の晩たっぷりと満足させてあげたにも関らず、朝っぱらから、男の生理現象のひとつである朝起ちで硬くなっている肉棒をしゃぶり、跨って、自ら挿入し、腰を振りオレを目覚めさせるほどの淫乱な雌だった。
 炊事・洗濯そして夜のお勤めをきっちりこなす妻と一緒になって心底良かったと思ったほどだ。
 だが、そんな最高の妻だった奈緒子の淫乱さは、出産を機に今までの出来事が夢であったかのように、影を潜めてしまった。
 そんな妻に当然、不満を感じていたが、育児で心身共に疲れているのだろうと思い、妻に無理じいすることなく、暫くは一人でこっそりと性欲を慰めていた。しかし、自慰も一か月が限界だった。それもそうであろう、独身で彼女無しの男とは違って、結婚しているのだ。同じ空間の中で、手を伸ばせば届くところに、美しいオンナのおま○こがあるのだ。
 自慰とは比較にならないほど、強い快感が欲しい。熱い肉棒を奈緒子の手で扱かれたい、口に含んで欲しい、舌で舐めて欲しい、おま○こで擦ってほしいと、痛烈に思って、奈緒子と夫婦生活について話し合い、最低でも二週間に一度は交わるということで話は纏まった。
 だが、セックスしても、残念ながら、そこにもうあの時の卑猥な彼女はいなかった。
 そんな彼女に失望しつつも、オレはあきらめなかった。
 淫乱なオンナを取り戻してもらうために、舌や手で愛撫を丁寧にすることは言うまでもなく、恋人同士だった頃、彼女が身体をビクつかせるほど悦んだローターやまだ彼女が未体験だったバイブレーターなど様々な大人のオモチャを購入して、オンナの肉体に使った。
 しかし、どんなに頑張っても、彼女は変わらなかった。
 そんなことがつづいていくうちに、次第に妻とセックスするのが、面倒になってきた。
 セックスはひとりでするものじゃない。二人が感じあうことによって心も肉体も充実するものだ。
 反応がほとんどない妻とセックスしているよりも、自慰や風俗で性欲を満たした方がよいと思ってきた。
 ネットで自慰のネタを探したり、小遣いをためて、風俗にいったりし、性欲を発散する方がずっと楽だった。
 そうして、セックスの回数は二週間に一度から、三か月に一度、半年に一度と減ってきて、今では年に一度あるかないか、といった状況にまで陥った。
 セックスレス夫婦とは、一か月以上、性行為がない夫婦のことを言うらしい。
 一年の一度あるかないかの夫婦だから、完全なセックスレス夫婦になってしまったが、もう、それでもいいと思っていた。
 なにしろ、性生活以外では及第点の妻だから。



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